熱がなくても発熱外来を受診していい?咳・のどの痛みだけの場合を解説

「咳は出るけれど熱はない」
「のどがかなり痛いけれど体温は36℃台」
「家族がインフルエンザになったけれど、自分は咳だけ」
「発熱外来という名前だから、熱がないと受診できない?」
このように迷われる方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、発熱がなくても、咳・のどの痛み・鼻水・倦怠感など感染症が疑われる症状がある場合には受診できます。
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症をはじめとする呼吸器感染症では、必ずしもすべての方に高熱が出るわけではありません。
また、症状が始まったばかりの段階では熱がなくても、その後発熱することもあります。
「熱がないから感染症ではない」と自己判断するのではなく、症状や周囲の感染状況などを含めて判断することが大切です。
この記事では、発熱がなくても発熱外来へ相談した方がよいケースや、咳・のどの痛みだけの場合に考えられる病気について、国分寺なみき内科クリニックが分かりやすく解説します。
発熱・咳・のどの痛みなど感染症を疑う症状がある方は、国分寺なみき内科クリニックの発熱外来をご覧ください。
発熱外来は「熱がある人だけ」の外来ではありません
「発熱外来」という名前から、
37.5℃以上の熱がなければ受診できない
と思われることがあります。
しかし、感染症では発熱以外にも、
・咳
・のどの痛み
・鼻水、鼻づまり
・寒気
・倦怠感
・頭痛
・筋肉痛、関節痛
など、さまざまな症状がみられます。
国分寺なみき内科クリニックでは、発熱だけでなく、咳やのどの痛みなど感染症が疑われる症状がある方についても診療しています。
大切なのは、
「熱があるかどうか」だけではなく、「感染症の可能性がある症状が出ているか」
ということです。
発熱がなくても、感染症が疑われる症状について気になる場合にはご相談ください。
熱がなくてもインフルエンザになることはある?
あります。
インフルエンザというと、
「急に38~39℃の高熱が出る病気」
というイメージが強いかもしれません。
確かにインフルエンザでは、発熱・悪寒・筋肉痛・関節痛・強い倦怠感などが比較的急に現れることがあります。
しかし、インフルエンザに感染したすべての方が発熱するわけではありません。
発熱が目立たず、
・咳
・のどの痛み
・鼻水
・倦怠感
などが中心となる場合もあります。
特に、
「家族がインフルエンザになった」
「職場や学校でインフルエンザが流行している」
という状況で咳やのどの痛みが出てきた場合には、熱がなくても感染している可能性を考えます。
インフルエンザ検査を受けるタイミングについては、インフルエンザ検査はいつから?発熱後すぐでは早い?もあわせてご覧ください。
熱がなくても新型コロナの可能性はある?
新型コロナウイルス感染症でも、必ず発熱するわけではありません。
症状は人によって異なり、
・咳
・のどの痛み
・鼻水、鼻づまり
・倦怠感
・頭痛
・筋肉痛
・息苦しさ
などがみられることがあります。
CDCも、新型コロナの症状には発熱だけでなく、咳・のどの痛み・鼻症状など幅広い症状が含まれるとしています。
そのため、
「熱がないからコロナではない」
とは判断できません。
特に家族や職場など身近なところで新型コロナが発生している場合や、急に咳・のどの痛み・倦怠感などが出た場合には注意しましょう。
咳だけの場合でも発熱外来を受診していい?
咳だけの場合でも、急に症状が始まったり感染症が疑われたりする場合にはご相談いただけます。
例えば、
・昨日から急に咳が出始めた
・家族がインフルエンザになったあとに咳が出てきた
・職場で新型コロナが流行している
・咳とともに倦怠感や寒気がある
・痰も出るようになってきた
といった場合です。
咳は一般的な風邪だけではなく、
・インフルエンザ
・新型コロナ
・急性気管支炎
・肺炎
などでも起こります。
一方で、咳が2~3週間以上続いている場合には、感染症だけでなく、
・咳喘息
・気管支喘息
・後鼻漏
・アレルギー
・逆流性食道炎
など別の原因も考える必要があります。
国分寺なみき内科クリニックの呼吸器内科では、咳・痰・息苦しさなどについて胸部レントゲンや血液検査などを組み合わせて診療しています。
咳が長引いている方は、呼吸器内科についてもご覧ください。
のどの痛みだけでも受診していい?
のどの痛みだけの場合でも受診できます。
のどの痛みは、
・一般的な風邪
・インフルエンザ
・新型コロナ
・溶連菌感染症
・扁桃炎
・その他のウイルス性咽頭炎
など、さまざまな感染症でみられます。
「のどが痛いけれど、熱はないから様子を見よう」
と考える方もいますが、その後に発熱や咳など他の症状が出てくる場合もあります。
特に、
・のどの痛みがかなり強い
・飲み込むと強く痛む
・症状が急に悪化している
・家族や職場で感染症が流行している
といった場合には、一度ご相談ください。
一方、
・水分がほとんど飲めない
・唾も飲み込みにくい
・呼吸しづらい
・声が出しにくいほど腫れている
など症状が強い場合には、早めの医療機関受診が必要です。
鼻水だけでも感染症の可能性はある?
鼻水・鼻づまりも呼吸器感染症でよくみられる症状です。
一方で、
・花粉症
・アレルギー性鼻炎
・寒暖差などによる鼻炎
でも鼻症状が起こるため、鼻水だけでは感染症かアレルギーかを判断できないことがあります。
感染症では、
・急に症状が始まった
・咳やのどの痛みも出てきた
・倦怠感がある
・家族にも同様の症状がある
といった情報が判断材料になります。
一方、
・毎年同じ季節に起こる
・透明な鼻水が続く
・目のかゆみを伴う
・くしゃみが多い
などの場合には、アレルギー性鼻炎の可能性もあります。
症状の経過や周囲の状況を含めて診察することが大切です。
熱がない状態でもインフル・コロナ検査をすることはある?
あります。
検査を行うかどうかは、体温だけで決めるものではありません。
例えば、
・インフルエンザ患者さんとの接触がある
・新型コロナ患者さんとの接触がある
・咳やのどの痛みが急に出た
・倦怠感や関節痛などがある
・周囲で感染症が流行している
などの状況を確認して判断します。
インフルエンザについても、すべての感染者に発熱が起こるわけではありません。CDCもインフルエンザでは発熱しない場合があることを案内しています。
ただし、症状がある方すべてに必ず検査を行うわけでもありません。
症状、発症時期、接触歴、診察所見などを確認したうえで必要性を判断します。
熱がなくても人にうつすことはある?
発熱していなくても、呼吸器感染症に感染していれば他の人へ感染させる可能性があります。
特に、
「熱がないから会社や学校へ行っても大丈夫」
と体温だけで判断することには注意が必要です。
咳やのどの痛み、鼻水などの症状があるときには、
・マスクを着用する
・手洗いをする
・咳やくしゃみをするときは口や鼻を覆う
・体調が悪い場合は無理をしない
など、周囲への感染を広げないための配慮も大切です。
症状が出ている場合には、ご自身の体調だけでなく周囲への感染についても考えて行動しましょう。
「発熱外来」と「一般内科」はどちらを受診すればいい?
患者さんにとって最も分かりにくいポイントかもしれません。
国分寺なみき内科クリニックでは、
急に出てきた咳・のどの痛み・鼻水など、感染症が疑われる症状
については、発熱がなくてもご相談いただけます。
一方、
「咳が1か月続いている」
「毎年花粉の時期になるとのどがイガイガする」
「夜中や朝だけ咳が出る」
といった慢性的な症状では、喘息・咳喘息・アレルギーなど感染症以外の原因も考えられます。
どの診療科を選べばよいか迷う場合にも、まず当院へご相談ください。
国分寺なみき内科クリニックでは総合内科・感染症内科・呼吸器内科など複数の内科領域に対応しています。
こんな場合は発熱がなくても受診を検討しましょう
発熱がなくても、次のような場合には医療機関への相談をおすすめします。
・咳やのどの痛みが強い
・症状が急に出てきた
・家族がインフルエンザや新型コロナになった
・職場や学校で感染症が流行している
・倦怠感や寒気、関節痛もある
・咳が徐々に悪化している
・痰が増えてきた
・食事や水分が取りにくい
特に、
・強い息苦しさがある
・胸の痛みがある
・会話をするのも苦しい
・意識がぼんやりする
・水分がほとんど取れない
などの場合には、体温にかかわらず早めの評価が必要です。
「熱がない」という理由だけで受診を遅らせないようにしましょう。
発熱がなくても肺炎のことはある?
肺炎では発熱・咳・痰などが代表的な症状ですが、すべての方に高熱が出るわけではありません。
特に高齢者などでは、発熱が目立たないこともあります。
そのため、
「熱はないけれど咳がどんどん悪化している」
「痰が増えて息苦しくなってきた」
「胸が痛い」
などの場合には、肺炎などが隠れていないか確認することがあります。
国分寺なみき内科クリニックでは、呼吸器症状について必要に応じて胸部レントゲンや血液検査などを行っています。
次回の記事では、「発熱+咳・痰・息苦しさがある場合に肺炎を疑う目安」について詳しく解説する予定です。
国分寺市で熱はないけれど咳・のどの痛みがある方へ
「発熱外来と書いてあるから、熱がない自分は受診してはいけないのでは?」
と心配する必要はありません。
国分寺なみき内科クリニックでは、
・咳
・のどの痛み
・鼻水、鼻づまり
・倦怠感
・寒気
・その他感染症を疑う症状
について、発熱がなくてもご相談いただけます。感染症内科の案内でも、発熱がない場合の咳・のどの痛み・倦怠感などを診療対象としています。
発熱外来では一般外来とは動線を分けて診療しており、予約なしでも受診可能です。待ち時間短縮のため、事前予約をおすすめしています。
受診される際には、
・症状が始まった日時
・現在の体温
・咳、のどの痛み、鼻水などの症状
・家族や職場での感染状況
・服用している薬
などをお伝えください。
詳しい受診方法は、国分寺なみき内科クリニックの発熱外来をご覧ください。
予約方法・事前問診については、初めての方へ|予約方法・受診の流れもご確認いただけます。
まとめ
発熱外来は、必ずしも「熱がある方だけ」の外来ではありません。
インフルエンザや新型コロナをはじめとする感染症では、
・咳
・のどの痛み
・鼻水
・倦怠感
などが中心で、発熱が目立たないこともあります。
そのため、
「熱がない=感染症ではない」
とは判断できません。
特に、
・症状が急に始まった
・家族や職場で感染症が流行している
・咳やのどの痛みが強い
・倦怠感や寒気などもある
という場合には、一度ご相談ください。
反対に、咳が何週間も続いている場合などは、喘息・咳喘息・アレルギーなど感染症以外の原因も考える必要があります。
「発熱外来なのか、一般内科なのか分からない」という場合も含めて、症状に応じて適切な診療につなげることが大切です。
熱がなくても、咳やのどの痛みなど気になる症状がある場合には無理に様子を見続けずご相談ください。
参考:
CDC「About Influenza」
CDC「Symptoms of COVID-19」
国分寺なみき内科クリニック「発熱外来」「感染症内科」

■この記事の監修者
国分寺なみき内科クリニック
院長 鈴木 愛(すずき めぐみ)
<所属学会・専門医>
日本内科学会 総合内科専門医・指導医 / 日本血液学会 血液専門医
日本造血細胞移植学会 造血細胞移植認定医 / 日本輸血・細胞治療学会 / 日本臨床腫瘍学会臨床研修指導医 / がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
「症状が気になるけれど、
どこへ行けばいいかわからない」
そんなときこそ、
まずは当院へお越しください。
地域のかかりつけ医として、
皆様の健康を支えてまいります。
● 発熱外来は予約不要で受診可能(待ち時間削減のため、予約推奨)
● オンライン診療や在宅医療も可能
● 健康診断・予防接種にも対応







