健康診断で血圧が高いと言われたら|再検査・受診の目安を解説

健康診断の結果を見て、

「血圧が高いと指摘された」
「上の血圧が140を超えていたけれど大丈夫?」
「普段は血圧を測っていないので、本当に高血圧なのかわからない」
「症状はないけれど病院へ行った方がいい?」

と気になっている方も多いのではないでしょうか。

健康診断で血圧が高かったからといって、1回の測定だけで高血圧と診断されるわけではありません。

血圧は緊張、睡眠不足、運動、喫煙、カフェイン、体調などによって一時的に上昇することがあるためです。

一方、高血圧は自覚症状がほとんどないまま進行することが多く、「体調はいいから大丈夫」と健診結果を放置することはおすすめできません。

この記事では、健康診断で血圧が高いと言われた方に向けて、血圧の数値の考え方や再検査・受診の目安、医療機関で確認することについて、国分寺なみき内科クリニックが分かりやすく解説します。

高血圧そのものの原因・検査・治療について詳しく知りたい方は、国分寺市の高血圧治療についてもあわせてご覧ください。

健康診断で「血圧が高い」と言われる目安は?

血圧には、「収縮期血圧(上の血圧)」と「拡張期血圧(下の血圧)」があります。

特定健診では、収縮期血圧130mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上が保健指導の目安となり、140/90mmHg以上は医療機関への受診を検討する基準となっています。

そのため、健診結果はおおまかに次のように考えることができます。

健診時の血圧考え方
130/85mmHg未満現時点では基準を下回っています。今後も定期的に確認しましょう
130~139/85~89mmHg生活習慣を見直し、家庭血圧も確認しておきたい範囲です
140/90mmHg以上高血圧の可能性があるため、医療機関での評価を検討します
160/100mmHg以上放置せず、早めの医療機関受診をおすすめします

ただし、健診の血圧だけで治療の必要性が決まるわけではありません。

年齢、家庭血圧、糖尿病や脂質異常症などの有無、腎機能、心血管疾患の既往などを含めて総合的に判断します。

健康診断で一度血圧が高かっただけでも高血圧?

「健診のときだけ緊張していたから高かったのでは?」

と考える方もいらっしゃいます。

実際、血圧は常に一定ではありません。

緊張やストレス、睡眠不足、直前の運動、喫煙、カフェイン摂取などによって、一時的に高くなる場合があります。

また、病院や健診会場では血圧が高く、自宅では正常になる「白衣高血圧」という状態もあります。

そのため、健診で1回血圧が高かっただけで、すぐに高血圧と決めつけることはできません。

一方で、「健診だからたまたま高かった」と自己判断してしまうのも注意が必要です。

診察室では140/90mmHg以上、家庭では135/85mmHg以上が高血圧を考える一つの目安となっており、複数回の血圧測定をもとに判断することが大切です。

健診で血圧が高かったら、まず家庭血圧を測りましょう

健診で血圧が高かった方には、自宅でも血圧を測ることをおすすめします。

病院や健診会場で測る血圧は、そのときの緊張や体調の影響を受けることがあります。

一方、家庭血圧を何日か記録すると、普段の血圧がどの程度なのかを確認しやすくなります。

特に、

・健診では高いが、自宅では正常
・健診では正常だが、自宅では高い
・朝だけ血圧が高い
・日によって血圧が大きく変動する

といった場合には、家庭血圧の記録が診断の重要な参考になります。

受診するときには、測定した血圧を血圧手帳やスマートフォンなどに記録して持参すると診察がスムーズです。

正しい血圧の測定方法や高血圧の診断については、国分寺市の高血圧治療についてをご覧ください。

健診で血圧が高かった場合、いつ受診すればいい?

「どのくらい高かったら病院へ行けばいいの?」

という点は、多くの方が気になるところだと思います。

健診で140/90mmHg以上を指摘された場合には、一度医療機関で相談することをおすすめします。

特に、

・160/100mmHg以上だった
・以前の健康診断でも血圧が高かった
・自宅でも血圧が高い状態が続いている
・すでに糖尿病や脂質異常症を指摘されている
・腎臓病や心臓病を指摘されたことがある
・家族に高血圧や脳卒中、心筋梗塞の方がいる

といった場合には、健診結果をそのままにせず受診を検討しましょう。

また、血圧が非常に高く、胸の痛み、強い息苦しさ、意識の異常、手足の麻痺やろれつが回らないなどの症状がある場合は、通常の外来受診を待たず、救急受診が必要になることがあります。

症状がなくても受診した方がいい?

高血圧で大切なのは、「症状がない=問題がない」ではないということです。

高血圧は初期には自覚症状がほとんどないことが多く、知らない間に血管へ負担がかかり続けます。

長期間にわたって高血圧が続くと動脈硬化が進み、脳梗塞・脳出血、心筋梗塞、心不全、腎機能低下などのリスクにつながります。

そのため、頭痛やめまいなどの症状が出るまで待つのではなく、健康診断で数値の異常を指摘された段階で現在の状態を確認しておくことが重要です。

健診は病気を確定するためだけのものではなく、症状が出る前に体の変化を見つけるための機会でもあります。

医療機関ではどのようなことを確認する?

健診で血圧が高かった場合、医療機関では健診時の数値だけを見るのではなく、家庭血圧や過去の健診結果、生活習慣、他の病気の有無などを確認します。

必要に応じて、

・血液検査
・尿検査
・心電図
・腎機能の評価
・血糖値やHbA1c
・コレステロールや中性脂肪

などを確認することがあります。

高血圧は単独で起こるだけでなく、糖尿病や脂質異常症、肥満など他の生活習慣病と重なることもあります。

血圧だけを見るのではなく、将来の脳卒中や心血管疾患のリスクを含めて全身の状態を確認することが大切です。

健診で血圧が高かったら、すぐ薬を飲むの?

「病院に行ったら、すぐに血圧の薬を飲まなければならないのでは?」

と受診をためらう方もいらっしゃいます。

しかし、健診で血圧が高かったからといって、全員がすぐに薬物治療を開始するわけではありません。

家庭血圧や血圧の程度、年齢、他の病気、脳卒中・心筋梗塞などのリスクを総合的に確認したうえで治療方針を決めます。

血圧の程度によっては、減塩、体重管理、運動、飲酒量の見直しなどの生活習慣改善を行いながら経過を見る場合もあります。

一方、血圧が高い状態が続いていたり、合併症のリスクが高かったりする場合には、薬による治療を検討します。

「受診する=すぐ薬を飲む」ということではありませんので、まずは現在の血圧の状態を正しく把握することが大切です。

健診結果を持って内科を受診してもいい?

はい。健康診断で血圧が高いと言われた場合は、内科で相談できます。

受診時には可能であれば、

・健康診断の結果
・過去の健康診断結果
・家庭血圧の記録
・現在飲んでいる薬が分かるお薬手帳

などをお持ちください。

血圧だけでなく、血糖値、HbA1c、LDLコレステロール、中性脂肪、腎機能なども一緒に確認できるため、健診結果全体を持参することをおすすめします。

国分寺なみき内科クリニックでは、健康診断の実施だけでなく、健診で異常を指摘された方の再検査や診療にも対応しています。

健康診断について詳しくは、国分寺なみき内科クリニックの健康診断についてをご覧ください。

国分寺市で健康診断の血圧異常を指摘された方へ

健康診断は、これまで気づかなかった高血圧を見つけるきっかけになることがあります。

「少し高いだけだから」
「症状がないから」
「去年も同じくらいだったから」

と放置せず、一度現在の血圧を確認してみましょう。

国分寺なみき内科クリニックでは、高血圧をはじめ、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の診療に対応しています。

健診結果を確認し、必要に応じて検査を行ったうえで、生活習慣の改善から薬物治療まで一人ひとりの状態に応じて診療を行います。

健康診断で血圧が高いと言われた方や、毎年血圧の高さを指摘されている方は、お気軽にご相談ください。

初めて受診される方は、予約方法・受診の流れについてもご確認いただけます。

まとめ

健康診断で血圧が高かったとしても、1回の測定だけで高血圧と診断されるわけではありません。

ただし、高血圧は自覚症状がほとんどないまま進行することがあるため、「体調が良いから大丈夫」と放置しないことが重要です。

特に140/90mmHg以上を指摘された場合や、家庭でも血圧が高い状態が続いている場合には、医療機関で一度確認しておくことをおすすめします。

健診結果と家庭血圧を確認することで、生活習慣の改善だけでよいのか、治療が必要なのかを判断しやすくなります。

健康診断を「結果を見るだけ」で終わらせず、ご自身の健康状態を見直すきっかけとして活用しましょう。

■この記事の監修者

国分寺なみき内科クリニック 

院長 鈴木 愛(すずき めぐみ)


<所属学会・専門医>
日本内科学会 総合内科専門医・指導医 / 日本血液学会 血液専門医
日本造血細胞移植学会 造血細胞移植認定医 / 日本輸血・細胞治療学会 / 日本臨床腫瘍学会臨床研修指導医 / がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

そんなときこそ、

まずは当院へお越しください。

地域のかかりつけ医として、

皆様の健康を支えてまいります。

ご相談・ご予約はこちらから

急な不調・慢性疾患、まずはご相談ください。


休診日:木曜日午後・土曜日午後・日曜日・祝日

ご相談・ご予約はこちらから
電話から

急な不調・慢性疾患、まずはご相談ください。


休診日:木曜日午後・土曜日午後・日曜日・祝日

ネットから