耳鳴りの原因と受診の目安|国分寺なみき内科クリニック

周囲に音がないのに「キーン」「ジー」といった音が聞こえて気になったことはありませんか。耳鳴りは多くの方が経験する症状ですが、原因が分からず不安に感じることも少なくありません。
一時的なものもありますが、繰り返す場合や長く続く場合には注意が必要です。
国分寺なみき内科クリニックでは、症状の経過や生活背景をふまえて診療を行っています。本記事では、耳鳴りの原因、症状、受診の目安、注意が必要なサインについて分かりやすく解説します。
耳鳴りでこのようなお悩みはありませんか
- キーンという音が続いている
- ジーという低い音が気になる
- 静かな場所で耳鳴りが強く感じる
- 片側だけに症状がある
- 耳鳴りとともに聞こえにくさがある
- 原因が分からず不安がある
こうした症状がある場合、耳鳴りの原因を確認することが重要です。軽い症状でも継続する場合は注意が必要です。
耳鳴りとは?
耳鳴りとは、周囲に実際の音がないにもかかわらず、「キーン」「ジー」「ザー」といった音を耳の中で感じる状態を指します。静かな場所で気づくこともあれば、日常生活の中でも常に気になるほど強く感じることもあり、感じ方やつらさには個人差があります。
片耳だけに起こる場合と両耳に起こる場合があり、持続時間も「一時的に数秒~数分でおさまるもの」から「長期間続くもの」まで幅があります。

耳鳴りは単独で起こることもありますが、以下のような症状を伴うこともあります。
- 難聴(聞こえにくさ)
- 耳の詰まった感じ(耳閉感)
- めまい
- 音が響いて聞こえる感覚
原因は一つではなく、耳そのものの異常だけでなく、全身の状態や生活習慣も関係します。
耳鳴りは「命に関わることは少ない症状」ではありますが、生活の質に影響を与えることがあります。気になる症状が続く場合は、我慢せずに相談することが重要です。
こんな耳鳴りは早めの受診をご検討ください(突発性難聴の可能性)
耳鳴りの中には、早急な対応が必要なものもあります。特に注意が必要なのが「突発性難聴」です。
突発性難聴は、ある日突然、片耳の聞こえが悪くなる病気で、以下のような症状が特徴です。
- 突然、片耳だけ耳鳴りが出る
- 同時に聞こえにくさを感じる
- 耳が詰まったような感じがする
- めまいを伴うことがある
この病気は「できるだけ早く治療を開始すること」が非常に重要で、一般的には発症から数日以内、遅くとも1週間以内の対応が回復に大きく関わるとされています。突然の耳鳴りに加えて、聞こえにくさやめまいがある場合は、できるだけ早く受診することが大切です。
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耳鳴りの原因
耳鳴りの原因は多岐にわたります。
- 加齢による聴力の変化
- ストレスや疲労
- 耳の疾患(内耳の異常など)
- 血流の変化
- 自律神経の乱れ
原因が一つに特定できないことも多く、複数の要因が関係している場合もあります。
耳鳴りの症状と注意したいサイン
耳鳴りにはさまざまな感じ方があります。
- 高い音(キーン)
- 低い音(ジー)
- 断続的な音
- 持続する音
- 片側または両側
症状の違いによって、考えられる原因が異なることがあります。
耳鳴りの治療
耳鳴りの治療は、「原因があるかどうか」「どの程度生活に支障が出ているか」を踏まえて行います。耳鳴りそのものを完全に消すことが難しい場合もありますが、原因への対応や症状のコントロールによって、気にならない状態を目指すことが可能です。
まず、原因がはっきりしている場合は、その治療を優先します。
- 突発性難聴やメニエール病 → ステロイド治療や内耳の血流を改善する治療
- 中耳炎や耳垢の詰まり → 原因に応じた処置
- 高血圧や甲状腺の異常 → 内科的な治療
このように、原因に応じた対応を行うことで、耳鳴りの改善が期待できます。特に片耳だけの耳鳴りや、聞こえにくさを伴う場合は早めの評価が重要です。
一方で、検査をしても明確な原因が特定できない場合も少なくありません。その場合は、症状を和らげるための治療を行います。
- 内服薬(内耳の血流改善薬、ビタミン剤など)
- 抗不安薬や睡眠薬(必要に応じて)
- 音響療法(環境音や専用機器で耳鳴りを感じにくくする)
特に「静かな場所で耳鳴りが強く気になる」場合には、完全な無音を避け、軽く音楽や環境音を流すことで負担が軽減されることがあります。
また、耳鳴りはストレスや自律神経の影響を強く受ける症状です。そのため、生活習慣の調整も治療の一部となります。
- 十分な睡眠を確保する
- 過度な疲労を避ける
- ストレスを溜めすぎない
- カフェインやアルコールの摂取を控える
- 大きな音(イヤホンの音量など)を避ける
こうした積み重ねによって、症状の感じ方が軽くなることも多く見られます。
耳鳴りのタイプ別に考えられる原因と受診の目安
耳鳴りは音の種類や出方によって原因が異なります。
| 耳鳴りの特徴 | 考えられる原因 | 受診の目安 | |
|---|---|---|---|
| キーンという高い音 | 内耳の異常・加齢 | 続く場合は受診 | |
| ジーという低い音 | 血流・ストレス | 繰り返す場合は受診 | |
| 片側だけの耳鳴り | 局所的な異常 | 早めの受診が必要 | |
| 持続する耳鳴り | 慢性的な変化 | 継続する場合は受診 | |
| 突然の耳鳴り | 急性の変化 | 早めの受診が必要 | |
| 聞こえにくさを伴う | 聴力低下 | 受診が望ましい |
症状の特徴を整理することで、適切な対応につながります。
イヤホン・ヘッドホン使用時の注意
近年は、イヤホンやヘッドホンの使用による耳への負担が、耳鳴りや難聴の原因となるケースが増えています。特に長時間の使用や大音量での視聴は、内耳にダメージを与える可能性があります。
耳は一度ダメージを受けると回復しにくいため、日常的な使い方に注意することが重要です。
- 音量を上げすぎない(目安:周囲の音がある程度聞こえる程度)
- 長時間連続で使用しない(1時間ごとに休憩を入れる)
- 寝ながらの使用を避ける
- 耳に違和感や耳鳴りを感じたらすぐに使用を中止する
特に、
- 「音がこもって聞こえる」
- 「キーンという耳鳴りが続く」
- 「以前より聞こえにくい」
といった変化がある場合は、内耳に負担がかかっているサインの可能性があります。そのまま使用を続けると症状が悪化することもあるため、早めに使用を控え、必要に応じて医療機関での評価を受けることが大切です。
イヤホンやヘッドホンは便利な一方で、使い方によっては耳の健康に影響を与えます。適切な使用を心がけることが、耳鳴りや難聴の予防につながります。
自宅でできる予防とセルフケア
耳鳴りの軽減には生活習慣も重要です。
- 十分な睡眠をとる
- ストレスをためすぎない
- 静かすぎる環境を避ける
- 適度なリラックスを心がける
日常生活の見直しが症状の軽減につながることがあります。
耳鳴りは総合内科でも相談できます
耳鳴りは耳鼻科のイメージがありますが、総合内科でも全身状態をふまえた評価が可能です。国分寺周辺で耳鳴りや聞こえにくさの相談先をお探しの方も、原因がはっきりしない場合でも相談しやすい窓口となります。
よくあるご質問
- 耳鳴りはどのくらいで受診すべきですか?
-
続く場合や気になる場合は受診を検討してください。特に突然始まった耳鳴りや、聞こえにくさを伴う場合は早めの受診が重要です。
- 一時的な耳鳴りでも問題ありませんか?
-
一過性のこともありますが、繰り返す場合は確認が必要です。
- ストレスで耳鳴りは起こりますか?
-
よくあります。
- 片側だけの耳鳴りは危険ですか?
-
原因確認のため受診が望ましいです。
- 音の種類で原因は分かりますか?
-
ある程度の目安になりますが、診察が必要です。
- 聞こえにくさがある場合はどうすればよいですか?
-
早めの受診が重要です。
- 改善することはありますか?
-
原因によっては軽減が期待できます。
- 薬で治りますか?
-
状態に応じて治療が行われます。
- 生活習慣は影響しますか?
-
影響することがあります。
- 検査は必要ですか?
-
症状に応じて判断します。
まとめ
耳鳴りはよくある症状ですが、原因によって対応が異なります。
そのまま様子を見ることで、症状が長引いたり悪化することもあります。
当院では、症状の背景や生活状況を丁寧に確認し、その方に合った対応をご提案しています。
● 原因が分からず不安がある
● 症状が続いている
そのような場合は、無理に我慢せずご相談ください。

■この記事の監修者
国分寺なみき内科クリニック
院長 鈴木 愛(すずき めぐみ)
<所属学会・専門医>
日本内科学会 総合内科専門医・指導医 / 日本血液学会 血液専門医
日本造血細胞移植学会 造血細胞移植認定医 / 日本輸血・細胞治療学会 / 日本臨床腫瘍学会臨床研修指導医 / がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
<所属学会・専門医>
日本内科学会 総合内科専門医・指導医/日本血液学会 血液専門医/日本造血細胞移植学会 造血細胞移植認定医/日本輸血・細胞治療学会/日本臨床腫瘍学会臨床研修指導医/がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
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